
- 今月のキーワード vol.7
- [賃貸併用住宅] 1回目
- 「賃貸経営」に関するキーワードをピックアップしアンケートを実施。その結果を皆様にお届けいたします。今回は、賃貸併用住宅に関するアンケートのレポートです。
- ■回答者プロフィール
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- 対象:
- 自分名義の賃貸併用住宅(アパート、マンション)を経営されているオーナー様 95名
- 賃貸併用住宅の所有を決めたタイミングと世帯構成について | 住宅部分と賃貸部分の構成について
賃貸併用住宅の所有を決めたタイミングと世帯構成について
最初に、賃貸併用住宅の所有を決めたタイミングについてお伺いしました。「もともと賃貸併用住宅を建設すると決めていた」オーナー様は約半数の51.58%。一方、戸建住宅からのプラン変更(「自分で調べて決めた」と「建築会社や不動産会社に薦められた」の合算)が42.11%となっています(表1)。
また、住宅部分のオーナー様の世帯構成は、単世帯のみ46.32%、二世帯(ご自身の世帯と子供世帯と親世帯の合算)が49.47% (表2)となっていますが、都道府県別にみると単世帯は、千葉県66.67%、東京都58.06%、大阪府57.14%と、大都市圏が全国平均より高くなっています。
さらに、賃貸併用住宅を建てようと考えた理由について伺ってみると、「住宅ローン負担軽減のため」よりも、「家賃収入を得るため」「土地の有効活用として」の運用面でのポイントが高く、単世帯ほど収益や土地活用に積極的な結果となっています(表4)。
- Q. あなたが、賃貸併用住宅の所有を決めたタイミングとして、最も当てはまるものをお答えください。(ひとつだけ)
- Q. 住宅部分にお住まいの世帯構成について、当てはまるものをお答えください。(ひとつだけ)
- ■世帯構成(都道府県別)
- Q.
- 賃貸併用住宅を建てようと考えた理由として当てはまるものをすべてお答えください。(いくつでも)
住宅部分と賃貸部分の構成について
次に、賃貸併用住宅の建設時にオーナー様は、どの程度プランニングに関わっておられるのか、お伺いしました。特に単世帯のオーナー様が、「事業計画」と「間取り・設備などのプランニング」ともに、積極的に関わっておられる結果となりました(表5)(表6)。また、居住スペースについては、間取りタイプは様々ですが、半数以上が1階部分を自宅スペースとして利用されています(表7)。
さらに、所有の賃貸戸数は、6戸以下が約70%を占めており、特に、1〜2戸所有が25%近くになっています(表8)。間取り別にみてみると「1LDK/2LDK」と「2LDK以上」を合わせ約60%になっています(表9)。
賃貸併用住宅は、オーナー様の自宅を兼ねるという事もあり、プランニング段階からかなり熱心に関わっておられる事がわかりました。また、少ない戸数で運営されているオーナー様も多くいらっしゃいますが、賃貸部分の間取りや広さについては、エリア特性や条件によって柔軟に計画されている様子が伺えます。
- Q.
- 賃貸部分のプランニングには、どの程度関わられましたか?事業計画と間取り・設備などのプランニングそれぞれについてお答えください。(それぞれひとつずつ)
- Q.
- 賃貸併用住宅のあなたがお住まいの住宅部分のスペースとして当てはまるものをお答えください。(ひとつだけ)
- Q.
- 賃貸部分の戸数と、間取りの詳細をお答えください。
次回は、実際に賃貸併用住宅を運営するにあたっての不安や満足、月額の家賃収入についてレポートいたします。