12月決算の法人の申告期限は2月末ですよ!
今年も確定申告がスタートしました。何となくイヤな感じがしないでもありませんが、納税は国民の義務でもありますから、どうせやるなら元気よくやったほうが良いと思います。
私の最大のお客様(資産家という意味)は毎年初日に確定申告されています。そのため1月に入ったら早速その準備におおわらわです。芸能人の申告はそれほど大変ではないと思いますが、このお客様はなにぶん沢山の不動産とか上場株式等を所有されているため、準備はそれなりに大変なのです。
経理の人が3人がかりで毎月キチンと処理しているにもかかわらず、やはり確定申告ではやることが多いので手間と時間がかなりかかってしまうのです。
ところで個人の場合は3月15日が申告期限ですが、12月決算の法人の場合、申告期限は何時だと思われますか? 答えは2月末なのです。
法人の場合は個人とは異なり決算日を任意に設定できるのですが、申告期限は原則として決算日から2月以内となっています。したがって、12月決算の会社は申告期限が2月末ということになるのです。
日本の場合には3月決算の会社が多いのですが、欧米ではどういうわけか12月決算の会社が圧倒的に多いのです。私は以前、外資系の会計事務所に勤めていた関係上、外資系のクライアントが多かったのです。その結果、1月とか2月は目が回るような忙しさでした。
日本人というのは几帳面ですから経理もキチンとしているケースが多いのですが、外国の人は大雑把と言いますか、アバウトなのです。また担当者が頻繁に変わるので何がなにやらサッパリ分からないといった状態が頻発します。こんな状態で監査をしなければならないのですからイヤになるわけです。イカンイカン、ついつい昔の愚痴が出てしまいました。
ところで日本の場合でも12月決算の会社はあります。少なくとも私のお客様は12月決算の会社が多いのです。その理由は不動産管理会社を経営しているお客様が多いからです(といってもほとんどすべて私が設立のお手伝いをしたのですが・・・・)。オーナー個人が12月決算ですから、それを管理する会社も12月決算にしたほうが何かと都合が良いというわけです。
その結果、今の時期は大変忙しいのです。今日も社員が作成した申告書が机に山のように積み上げられています。「先生、チェック宜しくお願いします。」 私「・・・・・」